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岩男潤子・都雅都雅出演50回記念スペシャルライブ

2004年9月18・19・20日
19日<都雅都雅49回目>レポート


思えば三年ぶりだった。前回、岩男潤子をみたのは確か新宿のクリスマスコンサートの時だった。急に岩男淳子のライブにいきたくなった。今までも行きたい行きたいとは思っていたが、どうにもご無沙汰。機会がないという安直な理由であきらめていた。

都雅都雅。京都のライブハウス。そして岩男淳子の音楽活動の拠点でもある。もう何年も前からこの都雅都雅という場所が気になっていた。それこそ機会があれば行きたいと思っていた。しかし、いつからか岩男淳子から疎遠となっていた。

それでも公式サイトはときどき巡回する。
ある日。都雅都雅で通算50回目の記念ライブをやります、と記事をみる。6年間にわたる都雅都雅のライブ活動が9月18・19・20日の連休3公演で48・49・50回となり、遂に節目をむかえる、とのこと。
気になっていた存在であった都雅都雅ライブも気がつけば50回。さすがに京都のライブは東京の人間にとって行きにくい場所。

そんなであれ、仕事の合間をみて9月19日公演のチケットを確保してしまう私。機会がないといいつつも無理をすればなんとかなる。

9月19日日曜日。東京駅6時20分の新幹線にのりこみ、9時30分ごろに京都「園部」駅に到着する。なりゆきのままで、なぜかライブがはじまるまでの時間を園部ですごすことになった私であれど、そこは余事。余事は別のところで記載する。


5時過ぎに「阪急河原町駅」に到着する。都雅都雅の位置はわかっている。「寺町通り」のすぐ手前、のはず。ところがどこにも「らしい」ところがない。寺町通りを何度か往復するもそれらしい入口がない。近くにある「火除天満宮」と「京都大神宮」はすぐにわかり神社趣味者として参拝しておくが、さて都雅都雅はどこだろう。
あれっと思った「火除天満宮」の鳥居の脇に「都雅都雅」への入口があった。さすがに苦笑せざるをえない私。
もっとも開場前なので、場所を確認して、少々の時間を近隣で消費する。

6時前。なんだ、火除天満宮の前でタバコをふかしていた人が都雅都雅の店長か。店長の誘導で番号札順の入場が始まる。もっとも一般販売で購入している私は150番台の入場。だいぶ後である。
順々にはいっていくも、どうやら欠番が多いらしく、150人も入っていないうちに一気に私も入場となる。とりあえずそこそこライブ慣れしている私は、適当に右側よりの席を確保。前列から8・9番目ほどの場所。会場内はかなり落ち着いた空間で、200人いないな、という状態。どうやら定員席は160人らしいが。私はまったりと椅子に腰掛けてしばし・・・寝ていたようだ。



18時35分ごろ。
定刻よりもしばし遅れて開始。。
「どうも、こんばんわ〜、岩男潤子です〜。ようこそおこしくださいました」
あぁ。岩男さんだ。岩ちゃんだ。私にとって3年ぶりに拝見する岩男さんは、その持ち味はなんらかわってなかった。岩ちゃんの声をきいて、姿を拝見して、私は頬をゆるませる。
今日の岩ちゃんは黒いTシャツとジーンズというラフな恰好。
ステージには岩男さんと、そしてキーボード担当の山本はるきちさんの二人。

「今回は50回記念ということで、私が岩男潤子としてソロデビューしてからのアルバムを並べて、そこから2曲3曲ずつ、いろんな事を想いながら唄っていこうかと思います」
「今回は『はじめまして』『 Entrance』『 kimochi』『 alive』『appear』『CANARY』『1/f』の7枚から選んでみました」

しずかにしずかにはじまった一曲目は
「恋がひとつ消えてしまったの」
・・・。やば。一曲目から完全に虜になった私。この岩男さんの唄声が聞きたかったのだ。もはや一曲目ですでに感極まっているのですが。
この透きとおり伸びる歌声。声優業界トップクラスの歌姫はまだまだ健在であった。
(岩男潤子を声優としてみるかどうかの論争は置いておくとして)
なつかしすぎる曲に、時間が短縮する。
岩男潤子思い出の曲。思いの丈が込められる。

ここで改めて山本はるきちさんの紹介。
「出会いの曲」。そうなのだ。この曲は山本さんと岩男さんの出会いの曲なのだ。
「では、その他の楽しいメンバーを紹介します」
なぜか「ドラ○もん」の曲で二人登場。楽しそうに「♪不思議なポッケで叶えてくれる」を唄う岩ちゃん。
ギターは江口正祥さん、ベースは入江太郎さん。
ところがふてくされ気味の二人。
「こんばんは、その他の江口です」「そのた、です」「その他二号の入江です。」
・・・。
平謝りの岩ちゃん。「大変失礼致しました〜」
江口さん「出会いの曲まではよかったのに、そのた、だし。その他だから目立たぬように頑張ります」
・・・。
かなり面白いぞ。この漫談トーク。
岩ちゃん「まっ、忘れて!」
忘れて良いのですか。とにかく忘れて次の曲。
「『はじめまして』のなかでシングルにもなっている曲です。やっぱりはずせないですね」といえば・・・。

「シャッターチャンスの連続」
うわぁ。かなりうれしい。往年の岩男さんのラジオを思い出す曲。もう私の心に確実にヒットしています。なにげにオールドファンに分類されている私らしい。
とにかくうれしくてうれしくて「100%のときめき」ですよ。

MC「はじめまして」のアルバム思い出話。
とにかく「かわいいかわいい」路線で唄ったアルバム。あまりにも「可愛すぎた声」のために、年齡とのギャップがはげしく友達などから「だから声優さんは歳を隠すんだ」「つくりすぎだ」といわれ、さらに母親にまで「私はそんな声の娘に産んだ憶えはない」とまでいわれたらしい。
マジですか(笑)

次のアルバムでは「かわいい岩男潤子」から背伸びをして「大人の岩男潤子」路線。
そんなずっと大人になった次の曲。

「鳥籠姫」
アルバム『entrance』の名曲。一年前の「はじめまして」路線とは大きく変わった「こんな岩男潤子もある」と認識させられた名曲。
ちいさなライブ会場で、情感を思いっきりこめてうたいあげる岩男さん。もしかして私はすごく贅沢な空間にいるのかもしれない。

「太陽のくに」
連続で次の曲が「太陽のくに」。二曲続けての選曲は一気に幻想的になる。まさに「entrance」を代表する二曲。
音の産みだす間、唄の産みだす間、岩男さんの世界、バックバンドの世界、絶妙のテンポとリズムに聞き惚れる。

ギターの入江さんとの漫談。不思議なトークが展開される。岩男さんのボケトークはまだまだ健在。そんな岩男さんが好きなのだ。
「いつもは少しでも背を高く見せようと思ってシークレットブーツみたいなのを履いているんですが、今日はスニーカーなので、そのかわりに髮型をちょっと高くしているんです」
「あとはジャンピングシューズはけばいいのか!もしあれを履いていたら、こんな感じでピョンピョーンって跳ねながら唄えるのかな」
とマジで飛び跳ねる岩男さん。接近された江口さんはのけぞり「今の目がマジだったよ」とビビる。
マジでやることではないよね、と自分で呆れている岩男さん。

「では次のアルバムにいきますか。」次といえば『Kimochi』。実は私がスキだったアルバムでもある。

「おひさま」
縦笛を構える岩男さん。縦笛といえば、もちろん「おひさま」
場を整えて、椅子に腰掛け、呼吸を整える岩男さん。
笛を吹く。
「ピヒイイィ〜」
予期せぬ奇音に爆笑歓声の会場。マジで腹を抱えて笑う私。この緊張のライブ会場でそれは反則だよ、岩男さん。
ボケの岩男さん、もはやあなたは名人です。

改めて、一呼吸して笛を吹き直す。
「ツーツーッツ〜ッ〜〜〜〜ツ??ツ!!」
音が震えて乱れて、完全に笑い笛。再び爆笑の会場。ヤバいって。もう私も笑いも止まらないのですが。

3度目。相変わらず笛音が震え乱れるも最後まで無理矢理吹いて、山本さんのキーボードをうながす岩ちゃん。
・・・。しばしの間。
会場からはさすがに「えぇ〜〜」の歓声。山本さんも「もう一回」のダメだし。

4度目。ようやくになんとか笛の音がでた岩ちゃん。笛が終わって山本さんのキーボード。ここで??キーボードの音が違っているし。
さらに「ええぇぇ〜〜」の大歓声。さすが山本はるきちさん。さすが岩ちゃんの夫です。
止まらぬ笑いをなんとか忍びつつ、改めて「会場の空気」を作り直す。

5度目。ようやくに岩ちゃんと山本さん、そしてみんなが一体になる。手拍子の会場。第一声直前の笛がまた乱れる岩男さん。もう笑い唄になるも、そこは「おひさま」。とにかく楽しい曲だから、私の好きな曲でもあるから、もうぜんぜん構わない。
いまままでのいろいろなライブのなかでも、この「おひさま」は、もう忘れられないだろう。それほどに楽しく愉快な曲だった。
「ラーラーラー」のコーラスで会場が一体となる。とにかくとにかく楽しい空間。

「楽しい楽しいおひさまでした。みんなありがとうございます。」
「エントランス」ではお姉さんになりすぎた岩男さんが、等身大で唄ったのが「Kimochi」。
そして次の曲。季節の唄は唄いにくいよね、とのことで。

「May Storm」
さきほどの空気が引き締まる。さすがに岩男さん。「おひさま」でゆるんだ会場の空気が、この曲で一気に「緊張感の固まり」となる。
会場を包む歌声。伸びる声。

アンケートの人気では圧倒的に「Kimochi」がおおかったという話や、谷山浩子さんの話。
そして曲をアルバムから選んでくれという話なのに江口さん替え歌バージョンの「バタバタ」とか「ハタハタ」に票がはいっていた話。
さらに脱線モードで「会場にいたマダム」に江口さん一方的漫談など、かなり会場が沸くトーク。

次いでのアルバムは「alive」
「Shiny day」
清清しい曲。澄んだ歌声が会場を包み込む優しい曲。「alive」はミニアルバムであれど、収録曲はどれもお気に入りだったりする。
「空色の風」
軽快なリズムと手拍子で、この曲が連続でくる。私のかなり好きな曲。心が満ちたり、今この瞬間にこの空間にいることを改めて満足し感謝する。

「alive」の思い出話。思い出の中で、いろいろに思い出すこと。あのころは若かったね、と岩ちゃん共々みんなで思いおこす場。
「はじめまして」の頃からのファンの方々もあまりの変貌ぶりにファンをやめた人が多かったんですよ、と振り返り、「alive」でファンが増えたり離れたり、面白かったよ、と語る岩ちゃん。
岩ちゃんも、この間いろいろ紆余曲折の中で大変だったんだよなあ。
それを「面白い」と語る岩ちゃん。内心の苦労は隠しつつ。そんな岩ちゃんがステキ。

続いては「appear」から。岩男さんが大好きな曲なのです、とのこと。ここで再び岩男さんと山本さんだけの夫妻での落ち着いた空間となる。

「Forever dream」
しっとりとした空間のなかで、ただ静かに声が伸びる。これ以上はない伸びやかさのなかで、包まれる会場。たゆたう気配に船を漕ぐ奴もいる。私もうっとりとしてくる。そんな美声が広がっていった。

曲が終わり、いっときの間に包まれる。感慨にふける岩男さん。岩男さんが大切にしている曲だから。
山本さんが、曲のエピソードを暴露する。実は原曲はある作品のためにデモをあげた曲だったが、お蔵入りになっていたらしい。
使わないなら、と山本さんが改めて引き取り、岩男さんの曲に仕立て上げた、とのこと。
それを聞いてかなりへこむ岩男さん。「私の為につくった曲ではなかったのね」。ガックシして「まっ、いろいろありますよね」

そのままの勢いで「続いては二人が喧嘩した時につくった曲です」。
そんなこんなの兼ね合いが微笑ましい夫妻。

「雨」
情感高まり、一気に「大人の唄」になる。そんな格好いい唄いっぷりの岩男さんもステキ。力強い歌声に、さきほどの眠気も吹き飛ぶ。せっかくのライブでいくら心地よいからといっても寝るのは言語道断。

「appear」のお話。前日はここで「fairly garden」を唄った岩男さん。ただ曲紹介の時に「appear」ではなく「CANAY」からですと紹介してしまったらしい。
そこでお詫び。「CANAY(カナリー)からと紹介してしまい、カナーリ失礼しました」。
やっぱり相変わらずの岩ちゃんだ(笑)。このツボがステキ。

そのまま「CANAY」に話題が移る。
「『はじめまして』をだしてからずーっとオリコンにはいってきたのに、この曲からは圈外になってしまいました。
いままで私の曲を担当していた人が大阪の関係ない部署に移動になっていまい、担当者がいなくなってしまって、ぜんぜん宣伝がなくなしまったんです。」
「でも自分でつくった大好きな曲なんですけどね」ということで次の曲。

「僕を笑って」
岩男さんも紹介したとおりに「暗い曲」。ただ奧行きがひろがる曲であり、この手の曲を歌わせたら「岩男潤子」にかなう歌い手はいないといってもいいほどの迫力。

唄が終わり満足げに幸せそうにかたる岩ちゃん。辛かった時期(所属事務所のなんやかんやとかが大変だった時期)をかたる岩ちゃん。それでも夫妻で「楽しかったよね」と。今では良い思い出になっているようで。

「ディープ・パープル」
やはり凄いな。岩男さんは。しっとりと歌い上げる空間につつまれ、私は何故だか目頭があつくなる。岩男さんの活動を思いおこしながら、その間の自分の年月も思いおこす。そんななかで岩男さんの歌声に包まれていると、自然と感慨深くなり私の心も複雑になる。

「September Wind」
続けてこの曲。この「CANARY」は、「情感歌い上げる系」が多いのだ。会場内は岩男さんの歌声に包まれる。まったりとのんびりと、そんな贅沢すぎる「声の世界」に、再びうつらうつら・・・。


トーク。「ゆったりとした曲で眠くなったね。ここでがらりと気分を変えて明るい曲にいってみたいと思います」
「ずーっと暗い曲ばかり書いていたから、大変でした」という曲が「FESTAZINHO」。「トッテトッテ」が楽しいサンバ。

「FESTAZINHO」
楽しく手拍子をまじえて、ノリノリになる。やっぱりこの手も曲も好きだし、ライブなのだから欠かせない。おかげさまでスッカリスッキリ目が覚める。岩男さんもジャンピングシューズ気分で飛び跳ねている(笑)。
みんなで「トッテトッテ」コーラス。盛り上がる会場。

曲が終わり、岩男さんが唐突に「次はこれにしようよ」と山本さんに相談。アットホームなライブだから、どうにでもなるみたいだ。

続いては、岩男さんやスタッフの思い出いっぱいのこの曲。
「洗いたての青空」
実はかなり私も好きな曲。アルバム「1/f」は入手しにくいアルバムだった。ようやくに入手して、聞きまくっていたころを思い出す。
やさしさとのびやかさ、そしてすがすがしさに満ち足りた曲。

「Samba de salut!」
空気が一転して軽快な手拍子ではじまる。岩ちゃんの曲の中でも異色な曲。でも私はこの雰囲気がスキ。そんな軽快リズミカルなサンバ曲。岩ちゃんもリズミカルに舞台を跳ねる。かなりかわいいぞ。

「みなさん、ありがとうございました〜〜」岩ちゃんが最後に御礼をいって、終幕。舞台の袖に消える。

終幕の拍手が、そのまま小刻みなリズムになって、アンコール手拍子となる。邪険な「アンコール」ではなく、ライブ会場が一体となって、リズミカルに手拍子を刻むそんなやさしさにあふれるアンコール。

岩男さん、あらためて登場。
「アンコールありがとうございます」
いつもなら、アンコールの時に「次のライブの発表とかしてますが」ときりだし、岩男さんが改めての口調で話をする。
「この春からずーっと熱が続いてまして、何ヶ月も熱がさがらないんです。でも元気に唄も唄えるしライブも出来るんですけど、それでも熱はさがってないんです。申し訳ない気持ちでいっぱいなんですけど、こんな体調で、すこし様子をみようということになって、次のライブが決められないんです。」
「でも、私は元気なので、安心して下さい。どうか待っていて下さい。応援よろしくお願いします。」

そうなんだ。ぜんぜんわからなかった。ちょっとショックを受けた私だけど、岩ちゃんを信じて次を待とう。今、猛烈に「岩男潤子ファン」になった私は、次の都雅都雅、間違いなく参加することになるだろう。そのためだけに京都遠征でもけっして損はしない。

「普段の私はアンコール一曲じゃないですか。だれがきめたかわからないけど、でも今日は3曲うたいます。」

「Freedom」
ゆっくりと手拍子をしつつ、唄を聞き惚れる。アンコールの曲、聴き締めかみしめ味わう。

「Rising」
さらに軽快に手拍子が刻まれる。岩ちゃんが唄う前にあわてて一言。「みんな立たないでね。私ペッタッンコのくつ履いてるから、後の人がみえなくなっちゃうから」
逆にいうとこの曲は普段は「立ちOK」の曲なのかな。三年ぶりなのでなにぶん勝手はしらないが、とりあえずタイミングはわかるので、古参のような顔をして右手を挙げてリズムを楽しむ。

ひときわ大きな歓声と拍手。「みんなありがとう」「元気の良い曲がうたえてすごくうれしいです」「みんながみえなくなっちゃうから立たないでね、っていったんですけど聞こえましたか」

最後のトーク。秋からで声の仕事を復活します、と報告する岩男さん。一気にアニメ作品3作品で岩男さんの声が聴ける、のだ。体調がわるいときかされて心配だったけど、声優業復帰はなによりもうれしいことでもある。

「ホントにありがとうございました。無事に49回目をおくることができました。ありがとうございました」
そして最後の曲。

「Angel Calling」
最後の曲。まさに唄の天使が舞い降りる瞬間。一層ののびやかさで会場内がやさしく幸せの空気に包まれる。
本当にありがとう。岩男さんのいっぱいのやさしさと、その歌声にこれ以上ない満足さを味わう。

ひときわにひときわに盛大な拍手。ありがとうの心を込めてみんなで拍手をおくる。岩ちゃんも「ありがと〜」を連呼。

たっぷり2時間30分。濃縮の時間を味わう。ライブは終了。普通ならここでみんないそいそと帰り支度をするところだが、会場内のみんなもかなりゆったりまったりモード。岩ちゃんファンは、みんな岩ちゃんモードなのかしらん、というわけではなく、とにかくまったりする。
どうやらグッツを購入したファンは、このあとサイン会があるらしい。
それならば、とグッツをかう私。入場時にすでに持っていなかったCDは購入していて「サイン券」は持っているに拘わらず、Tシャツやらトートバックなど購入。気が付けば手元にいっぱいのサイン券。
だいったいコンスタンスに会場内に20人位の列ができ、列とは別に会場内にいる人間もトータルで100人ぐらい。かなりアットホームな状態で、特に誰が仕切るでもなく自然に気が付けばサイン会が始まる。サイン会も自然の流れの延長線上らしく、そんな気配を醸し出す「岩男潤子ファン」がうらやましくもある。他のファンなら殺伐とするのに、その殺伐さがどこにもなく、岩ちゃんもファンもとにかく「のんびりまったり感」のなかにいるのだから。

私の番。「おつかれさまです、ありがとうござます」でサインを頂き、かなり恐縮。なんせ予告なしのサイン会だったので心の準備が出来ていなかったのだ。おまけに私の右手をがっしりと両の手で包み込んで握手してくれる岩男さんに、本気で感激。「ありがとうございます」とひときわの感激の中でサインを頂戴する。
一回の行列で当然サインは一回。なかには何度も並んで何度もサインを頂くファンもいるが、それが可能なぐらいに会場内はこじんまりとしていて、そんな行為も殺伐さはない。
サイン券はまだあるのでまた並ぶのも良いが、なにやら照れくさいし、人間性としてそういう行為は遠慮したかった。
もっとも帰りの電車も心配。私はとんぼ返りで東京に戻らねばいけないのだ。

なんだかんだで3時間。都雅都雅という「岩男潤子の部屋」をあとにする。いままで味わった事のない様な充実感を胸にしまって、そして「ありがとう」を何度もつぶやき、岩男潤子ライブを脳裏にうかばて余韻を楽しむ。

はじめての都雅都雅。50回のライブの中でたった一度だけの都雅都雅。三連続公演のなかの1回だけの参加。
そんなライブであれど、私は満足していた。岩男さんの曲をききながら、何度も「明日仕事休んでライブに参加したい」という誘惑に心ひかれてしまった。
少なくとも次回のライブがあるならば、間違いなく私は参加する。そのためだけに東京から京都に行くことも、まったく問題なし。それぐらいの決意をするほどに私は「岩男潤子都雅都雅ライブ」に魅了されてしまった。


ちなみに帰りは寝台急行銀河。さすがに東京行新幹線の最終は間に合わないことは計算済みなので、寝台列車を確保していたのだ。そして翌日は仕事。仕事がなければ50回目も参加するのだが、まったく口惜しい。最初は3公演のうちの一回だけで充分かな、と思っていたので。参加してみてはじめてわかるこの悔しさ。




岩男潤子公式サイト
<http://www.iwao.net/iwao/>
都雅都雅
<http://www2.odn.ne.jp/togatoga/>




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