「日立電鉄〜ラストランへ」<平成17年2月>
撮影カメラ
PENTAXデジタル一眼レフカメラ『*istD』
レンズ『PENTAX−DF 16−45mm F4 ED AL』
日立電鉄が廃止される。
すでに葬送気配濃厚の日立であるが、わたしも参列しておこうと思つた。
何年か前に「日立電鉄」に乗車したことはあったが、記憶はあまりのこっていない。
すでに鉄道ファンが大挙して訪れているのは承知しているが、それでも私は訪れねばならなかった。
| 常磐線から水郡線に乗り換えて水郡線の盲腸終着駅たる「常陸太田駅」へ。 到着が8時53分。どうにも同じ事を考えていた鉄道趣味者多数で、8人ぐらいは「日立電鉄」目当ての模様。 そこから日立電鉄の「常北太田駅」は道路を挟んですぐ。ただ窓口業務は9時から。 |
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![]() 出番のなくなる車両たち。 かれらはどこをみつめているのだろか・・・ |
![]() 常北太田入線中の「鮎川」行 車両の汚れが目立つ。・・・「御苦労様」と呟く私 |
| 窓口がひらいたら、「一日フリー乗車券」を購入して、私は「改札」を無視してすぐさま・・・あらぬ方向に走り出す 「えっ、乗らないの?」な感じではあれど、常北太田発0920を沿線のどこかで撮影するのだ。 |
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左 常北太田−小沢間。常北太田から約600M。 国道349号が交差し、合同庁舎がある付近での撮影。 撮影はギリギリのタイミングだった。 走って、ポイントを探して、ここでいいやと落ち着いて息を整えていたら もう走ってきた。 あわてていたので立ち位置を間違えた・・・ やっぱり太陽光が強すぎる。順光側を確保しなければ。 |
| 9時21分。撮影完了後、普通の鉄道マニアは次の撮影ポイントたる「小沢駅付近」に向かうのだろう。 しかし私は普通ではない。 今いるところから北東1.5キロのところに延喜式内社「長幡部神社」という神社が鎮座している。 「神社サイト運営者」としては行っておきたい神社。<神社は神社ページで> 次の撮影ポイントに電車が通過する予定時間は「10時13分」。 ・・・星川橋から北上して、神社に到着したのが9時50分過ぎ。歩いて30分かかりましたが。 予定外に時間を使ってしまい、帰り道は「猛烈ダッシュ」 10時10分になんとか「里川橋鉄橋」に到着。 |
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![]() 10時13分過ぎ。常北太田行。逆光気味。 順光側は架線柱が邪魔して嫌だったのだが・・・。 このあと対岸にわたるために約1キロ迂回 |
![]() 10時28分過ぎ。鮎川行。順光確保。 この場所は有名撮影ポイントにつき先着がちらほら。 ・・・車で「撮り鉄」は「鉄道に貢献」していないヤツらなので私は嫌い。 |
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左 小沢駅入線の「常北太田」行 11時11分すぎ 先撮影の10時28分から次の11時11分までは休憩時間 走ったり、ぼーっとしたり慌ただしいです。 このあとは 小沢駅11時24分に乗車して大甕(おおみか)駅へ |
| 大甕駅到着は11時44分。大甕駅ではJRホームのとなりに「日立電鉄ホーム」がある。 ホームに改札場が設けられており、1時間に一本の電車は大甕で運転交換をする。 大甕駅から約1キロを北東に歩けば延喜式内社「泉神社」が鎮座している。<神社は神社ページで> 泉神社を詣でて、さらに北上すれば「水木駅」。 |
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![]() 水木駅12時38分入線の「常北太田」行 |
![]() 水木駅。・・・アニキ!? |
| 12時46分に入線してきた鮎川行きに乗り込んで終着へ。 それにしても車内は鉄道マニアが多い。だいたい「一般客」は5人以下だ。それ以外の10〜20人はマニア。 だいたい、考えることは同じで乗る駅降りる駅各駅各駅で・・・同じ顔ばかり見かける。 あっここで降りた、あっここで乗ってきた・・・な感じ。 |
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![]() 鮎川駅。日立まで到達できなかった無念さ |
![]() 今日は旧塗装車が二番線に。ささやかなサービスか? |
![]() 日立をみつめるその先は・・・ |
![]() すぐ隣では常磐線が駆け抜ける。 |
| 12時56分に鮎川駅に到着。折り返しは13時27分。約30分の待機時間。 この間に、隣の常磐線は上下4本ほどが駆け抜けていった。 鮎川駅では、同じような事をしている鉄道マニア10人ほどが手持ち無沙汰でさまざまに撮影するも5分もすれば飽きるらしい みんな車内におさまる。 おさまったところで私はゆっくりと撮影。 13時27分。さてどうしよう。だんだんと曇り空がひろがる車内で考える。 「大橋」駅でおりて、撮影をしても良いが、そろそろ身体もだるくなる。 そのまま終着駅におもむくのも面白くないので再度「小沢駅」で下車する。 |
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![]() 朝と同じような写真を撮っている気もするが。正面よりの撮影。 「鮎川行」14時20分過ぎ。 |
![]() やっぱり対岸に渡って、撮影。「里川橋鉄橋」 14時53分過ぎ。「常北太田」行 完全に日が陰ってしまったのが口惜しい。 橋で写真をとるのが好きなようだ・・・。 |
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歩いて里川橋付近から歩いて「常北太田」に赴く途中。 最後の撮影ポイントを探す。 ちょうど目の前に「国道349号」がオーバークロスしている橋がある あの橋の上から撮ってみよう、と待ちかまえてパチリ。 15時20分過ぎ。「鮎川行」。 近代設備で真新しい合同庁舎。 その前に広がる荒れ地を走る「古武者」日立電鉄。 古き鉄道は消えようとしていた・・・。 |
![]() 15時57分「常北太田」手前の踏切 |
![]() 常北太田に入線する日立電鉄 |
![]() 常北太田入線中・・・ |
![]() 常北太田待機線。・・・いままで御苦労様でした。 |
![]() 日立電鉄「常北太田駅」 |
![]() 道路を挟んで「JR常陸太田駅」 |
| 最後の帰り方を考えていた。 16時33分「日立電鉄」常北太田発電車にのりこんで、16時56分大甕駅。そこからJRでもよかった。 しかし「乗り鉄」鉄道マニアに飽き飽きしていた私は、 常北太田駅に「ゴメン」と呟いて、JR常陸太田駅16時5分の電車にのりこんで帰宅。 なんにもお世話になっていないけれども。 廃止はもちろん寂しいけれども。私は門外漢。それでも最後に向けて想い出を刻みたかった。 「ありがとう、ごくろうさま、日立電鉄」 |
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2月中旬の週末。
3月末日で廃止される日立電鉄は「鉄道マニア」に溢れていた。
乗り鉄。一般的なマニアから、親子連れ、家族ぐるみにカップルまで、老若男女が「ぼーっ」と乗っていた。
撮り鉄。乗りながら途中下車して撮るという私のようなものもいれば、車でやってきて「鉄道には乗ることなく」、沿線を走り回ってとるヤツまで。
なにが嫌いだ、というと私は「車で撮り鉄」するヤツが嫌いだ。
もちろん車でなけれれば「撮れない撮影地」も多いし、車を使わない者へのひがみといわれるかもしれないが。
ただ、車で来てもいいが、せめて「鉄道に乗って」下さい。
鉄道なのだから、乗らずに撮るというのは、許せない。
乗ればよいという物でもないが。どこもかしこも非常識過ぎた。
「車内で一般客を写真に撮るマニア」に・・・ストロボフラッシュ逆攻撃でもしてやろうかと殺意を覚えたり。
「地元客」の荷物を「鉄マニア」が踏んだ踏んでいないで車内口論がおきて、運転手が仲裁。出発が4分遅れたり。
お決まりのように線路に立ち入って、列車を停止させたり。
非常識すぎた。
日常な姿は期待できない。
ただ、「写真を撮る」沿線環境を気にしなければ、走っている姿だけはラストランまで「日立電鉄」であるはずだから。
ほんとうにごくろうさまでした・・・